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あらしのよるに
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原作/きむらゆういち「あらしのよるに」(講談社刊)
脚本/三樹健
音楽/ノノヤママナコ
演出・振付/ほりみか

あらしのよるに 小屋の中で出会った
オオカミのガブと ヤギのメイ。
真っ暗で 顔も見えなくて
おたがいがだれなのか わからない。
オオカミはヤギが大好物。
顔が見えたら パクリと食べられちゃうぞ!
さあ、どうなる!?

人が人を思いやる気持ち、
ちがった者同士が共に生きること、
生きる力と勇気、いのちの輝き、友情の大切さを
子どもたちに届けます。


編成人数 10名(キャスト8+スタッフ2)
対象年齢 幼児〜小学生
会場条件 ホール、体育館などのフリースペース

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「ちがったものたちがいっしょに生きる」 三樹健(脚本)
 オオカミとヤギという違った生き方をしている動物が、偶然にも友だちになってしまった。これはあり得ない話である。そこからとんでもない事件が次々とはじまる。物語としてそこが実に面白いし感動を呼ぶ。でも、それを読みかえると違った生き方をしている異なったもの同士の共生のあり方が見えてくる。日々の生活のなかで、違いに目を向け争うよりも同じ生きものとして共に生きて友情をはぐくむことの大切さが子どもたちの心に浮かび上がってきてほしい。
お互いを認め合うこと、ときには勇気も必要じゃないか。そんなことを思って劇化しました。

「今度、いつ会える?」 ほりみか(演出・振付)
 オオカミが勇気を出してヤギにむかって言った一言。ここからオオカミとヤギの友情がはじまります。随分前にこの絵本を初めて読んだとき、あべ弘士さんの力強い絵に惹かれたのはもちろん、シュールで、ある意味ブラックなストーリーに大人である私もすっかりハマってしまいました。
 オオカミとヤギ、種族が違っても仲良くする、それは現代社会にも警鐘を鳴らしている問題です。宗教間戦争、テロ、民族戦争、ガブとメイを見習ったら、平和な世の中が訪れるかも。
この作品をみてちょっとでもそんなことを考えてくれたら嬉しいです。

「あらしのよるに」の感想(演劇鑑賞後の感想から抜粋)
★命をかけてもいい友だちなんて今までずっといないと思っていたけど、このげきをみて、命をかけてもいい友だちがいることを「親友」というんじゃないかなと思いました。
★ガブがメイを助けるために仲間のオオカミと命がけで戦ったところ、メイが「わたしを食べて、わたしの分も生きて」と言ったところに感動しました。そんな友達ができたらいいなと思う劇でした。
★メッセージ性が強かったしものすごく伝わってくる。大人も子どもも十分に楽しめる作品でした。
★キャスト8名という少人数で、こんなに迫力のある演劇ができるとは、感動しました。
原作のメッセージそのものがガツンと伝わりました。
★いじめたりいじめられたりしている子どもたちに観てほしい、
わかりやすく素晴らしいミュージカルでした。

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